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2015年7月1日水曜日

「子どもの骨の成長」


ほっと れもんてぃでは、毎月2回“おおきくなあれ(身体測定)”を開催しています。この日は、たくさんの方が身体測定をするために来てくださり、中には母子手帳を持参して、お子さんの成長を確認されている方もいます。

特に最近、身長が平均よりも低いことに関するご相談があります。お父さん、お母さんが小さいからお子さんも小さいのは仕方がないとお考えの方も少なくありません。しかし、身長の伸びは遺伝よりも後天的要因の方が大きいと言われています。横断的標準身長・体重曲線に照らし合わせ、±2.0SD注釈)のライン外に位置している場合は受診を検討しますが、乳幼児期は日常の生活を見直すと改善が見られることが多いので、栄養、睡眠、運動、心の安定について見直すことをお勧めしています。

具体的に、栄養に関しては、骨の成長に欠かせない栄養素である肉や魚などのタンパク質を食事でしっかりとるようにします。睡眠に関しては、良質な、十分な睡眠をとるようにします。骨の成長を促す成長ホルモンは、昼間起きて活動している間より夜眠っている間に多く分泌され、ぐっすり眠っているときほど多く成長ホルモンされるからです。らです。運動に関しては、適度に運動するようにします。乳幼児期は“スポーということではなく、身体を動かしてたくさん遊ぶことで十分かと思います。運動は健康な身体を作るとともに、成長ホルモンに対する身体の感受性を高めてくれます。
 
最後に、心の安定に関しては、抱っこなどのスキンシップをたくさんとり、お父さん、お母さんがお子さんとゆったり関わってあげることを勧めています。なぜなら、お子さんの不安やストレスが影響して身長の伸びが乏しくなったり、伸びが止まってしまうことが分かっているからです。その他にも注意すべき点はたくさんあります。
 
注釈)SD:標準偏差のことで、平均からどれくらい離れているかを示す幅のこと 
参考文献)風本真吾(2014)『お医者さんが教えるわが子の背を伸ばす本』アイバス出版 他