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2014年10月1日水曜日

『食事を食べてくれない~小食が心配~』


食事を食べてくれないと心配になってしまいますね。お母さん、お父さんは「食べない=嫌い、食事に興味がない」と思っていませんか?お子さんが“食べない”理由として、そのものが嫌いという場合ももちろんあるとは思いますが、その他にもいくつか考えられます。

一つ目は、食事の時間が楽しくないことです。一人で食事を食べていたり(孤食)、「こぼさないで」、「早く食べなさい」など注意しすぎていたり、自分で食べないからと大人のペースで食事を口に運んで、食べることを無理強いさせていませんか?お子さんが食事に対して何らかの不快感を持っていると、食事が楽しくないので、お子さん自ら食べようという気持ちが削がれてしまいます。また、食べてくれるメニューばかり提供していると、お子さんも飽きてしまいます。食事の時は「おいしいね!」、「もぐもぐね」など笑顔で楽しく声をかけながら、お母さん、お父さんと一緒に食べることが出来ると良いですね。

二つ目に、お腹が空いていないことです。少しでも食べてくれると安心するので、食事の時間以外でちょこちょことおやつを提供していませんか?好きな時間に好きなも
のを食べることができると、それで満足してしまいます。また、お腹が空いていないと食べたいという欲求も出ません。食事の時間にお腹が空いたと感じられるように、食べ物の大切さを伝えていくためにも、日中は十分に活動し、食事のリズムを整えていきましょう。

三つ目に、食事の形状やかたさがお子さんに合っていないことです。乳歯が生えそろうのは26ヶ月前後ですので、奥歯が生えそろわないうちはかたいものを食べることが難しいでしょう。乳歯が生えそろっていても、大きいもの、かたいものをすぐに食べられるようになるのではなく、経験を積み重ねて噛むことを習得していきます。噛む力が弱いうちは大人よりも柔らかい形状で、食べやすい大きさにして提供してあげましょう。

考えられる原因を改善してみても食べる量そのものが少ない場合は、きっとその量がお子さんの適量なのでしょう。身長・体重の増加を定期的に身体発育曲線に当てはめて確認し、問題がなければ、お子さんにとっては足りている量なのだと思います。お子さんそれぞれの食事量の中で栄養バランスを考えてあげましょう。