「冬なのに脱水?」

　子どもが脱水症になったことがある方々の調査がありました。その調査によると、脱水症を起こした月は「2 月」が最も多く、次に「1 月」、「8 月」の順で、意外にも冬の方が多い結果でした。
　脱水症は暑い夏ばかりではなく、冬にも起こり得るのです。その理由は、冬は、インフルエンザや風邪、感染 性胃腸炎などの感染症が流行する時期であること、夏に比べて意識的に水分補給をしない傾向にあることが あるでしょう。のどが渇いたと言えない乳児の頃は特に注意が必要ですね。
　また、この調査で脱水だと気付いたタイミングは、“発熱した”ことが最も多い結果でした。発熱した際は、経口補水液(ORS)などの水分をこまめに補給しましょう。

 保健師　山室八潮