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2014年12月31日水曜日

『卒乳はいつごろがいい?~お子さんの情緒の安定の面から~』

 授乳には栄養や水分の補給以外にも役割があります。それは、お子さんの情緒の安定を図ること、心を育てることだと思います。授乳は、お母さんの優しい笑顔を見て、優しい声を聴き、お母さんの温もりや匂いを直接感じることができます。もっとも安心できる、お子さんにとって“心のよりどころ”となっており、心の栄養となっているのです。お子さんにも、お母さんにもさまざまな利点があることから、近年日本でも長期の母乳育児を推奨しており、海外では、ユニセフやアメリカ小児科医会などの複数の団体で、子どもが2歳になるまで、あるいはそれ以上に母乳を続けることを推奨しています。

しかし、お子さんの情緒の安定のために、ずっと授乳を続けていればよいというわけでもありません。子どもはいずれ卒乳します。卒乳することはお子さんが自立するためには必要な過程であり、親離れ、子離れの最初のステップであると思うのです。お子さんも、お母さんも無理なく、自然に卒乳できると良いですね。そのために、少しずつお子さんの心の成長を促し、お母さん自身も準備をしていきましょう。例えば、お子さ
んが泣いた時、本当にお腹が空いておっぱいを求めているのか考えてみてください。もし、嫌なことがあったり、不安になったために泣いたのであれば、授乳をすることで誤魔化すのではなく、抱っこや声掛けで解決してみてください。「順番だから次に借りようね」「お母さんがいるから大丈夫だよ」など、お母さんの穏やかな表情や口調で、きっとお子さんも落ち着けるはずです。どうしても安心できない場合は、十分に授乳し、安心させてあげてください。このような体験を積み重ねることで少しずつ自立する心が育まれていきます。

卒乳の時期は“〇歳になったら”ということではなく、それぞれのお子さんとお母さんの成長によります。焦らずにお子さんとお母さん自身の成長を見守ってあげましょう。

参考文献: 1)栗野雅代監修(2012)『おっぱいで赤ちゃんを育てたい人のための母乳育児の教科書』、マイナビ
       2)北野須美代(2002)『おっぱいでもっとらくらくすくすく子育て』、メディカ出版