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2014年3月30日日曜日

『メディアの子どもへの影響』


近年、テレビ、ビデオ、ゲームなどの使用が日常的になるにつれ、言語や社会性の発達に遅れが見られることが懸念されています。テレビ、ビデオなどの視聴と発達の遅れに因果関係を証明するまでには至っていませんが、言葉の遅れや人とのコミュニケーションがとりにくい、落ち着きがないなどの様子と関連があるのではないかと心配されているのです。これを受けて、日本小児科医会や日本小児科学会などから提言が出されています。いずれも、2歳以下の子どもにはテレビ、ビデオ視聴は控える、授乳中や食事中のテレビ・ビデオの視聴はやめるなど、テレビ・ビデオを視聴する際の注意について謳われています。

「子どもは見ていないから」と大人が自分の見たいテレビを次々と見ていませんか?テレビやビデオをおとなしく集中して見ているからといって長時間視聴していませんか?テレビやビデオを視聴することによって、お父さん、お母さんの話しかけが減る可能性があります。また、一度にいくつもの音が混じりながら耳に入ってくることによって耳の聞こえ方に影響することが懸念されます。テレビ・ビデオ・ゲームなどを利用する際には、時間を決めること、大人と一緒に見て歌ったり、一緒に楽しむ、乳幼児にも使い方を伝えていくなどの配慮をしましょう。
お父さん・お母さんの話しかけは、ことばの発達だけでなく、お子さんのこころや体の発達に大きく影響します。お父さん、お母さんの話しかけに、きっとお子さんは言葉だけでなく、手や体、いろいろな表情で一生懸命何かを伝えてくるでしょう。どうしてもテレビやビデオを見てしまう場合は、思い切って戸外へお出かけしてみましょう。お散歩している時、何かを見つけた時、是非お子さんに話かけてみてください。きっと、全身を使って何かを伝えてくれるはずです。ほんわかした会話を楽しんでみてください。
参考:チャイルドヘルス VOL.16 No3