寒くなるとインフルエンザや感染性胃腸炎、風邪など、いろいろな感染症が流行します。外出するとウイル
スや細菌をもらってしまうので、外出を控える方もいらっ
しゃることでしょう。しかし病気を避けて通ることは出来ません。病気になるたびに子どもは強くなっていくものです。病気になってもあわてずに、子どもの「自分で直す力」を引きだし楽に過ごせるようにしてあげたいですね。特に鼻水はよく見られる症状でしょう。2 歳ごろまで は鼻の構造が未熟であるために鼻水が続くことがよくあります。鼻の加湿と保温をして、湿った暖かい空気を気
管・肺に送り届けています。その際、空気中にあるホコリやゴミ、ウイルスや細菌を、鼻毛で捕まえて鼻水を分泌し、外に出そうとします。風邪を引いた時の鼻水は、
外からのウイルスや細菌を排除しようとする防衛反応なのです。鼻水が出ていても機嫌がよいようであれば、こまめに鼻水を拭き取る(吸い取る)、お風呂や温タオル
などで温める、加湿をする水分を十分にとるなどのケアをしてあげると楽になると思います。鼻づまりが強くて寝苦しそうな時、遊んでいてもつらそうな時は耳鼻科にご相談下さい。
■参考:子育てハッピーアドバイス 小児科の巻2
あゆのこ保育園 保健師 山室八潮