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2012年12月1日土曜日

『子どもには薄味で…』


 いろいろな文献から、生まれたばかりの赤ちゃんはすでに味覚が発達していて、生まれつき持っている反射的な味の識別能力を持っていると考えられています。本能的に 母乳が持っている「甘味」「旨味」「塩味」を好み、腐敗や毒の味としての「酸味」「苦味」を嫌います。そしてこの反射は成長とともに徐々に鈍くなり、離乳食、幼児食のころには割と幅広い、いろいろな味が受け入れられているのではないかと言われています。
 つまり、味覚の形成は離乳食からのいろいろな食の経験から培われていくのです。そして、赤ちゃんの味蕾(味を感じる細胞)は大人に比べて 1.3 倍もあり、大人よりも味に対する反応が敏感です。そのために子どもには出来るだけ薄味で乳幼児期に十分に味覚を発達させておくことが大切です。味の濃いものは未熟な腎臓への負担や肥満、虫歯等への影響が懸念されます。出来るだけ食材本来の味を楽しめるように薄味で、“おいしい”感覚を養っていきましょう。 

■中川信子監修 『ママが知らなかった離乳食の新常識 かしこい育児はおくちからはじまる』 他