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2012年10月1日月曜日

これからの保育•育児「大切な ふりかえり」


皆様の育児の参考にしていただけたらと、『育児のヒント』を記載しています。 
東京都市大学特任教授 山岸道子先生に、保育所保育指針について 3回のシリーズでお話して頂きます。今回は、第3回目です。 


保育指針を読み解くNo.3 「大切な ふりかえり」
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 「子育てがたのしい!」と思えることは親子ともに幸せです。「楽しい!」と思えることはきっと育てたように育っていく状態に満足し、子育ての仕組みがよくわかっておられるからでしょう。しかし多くの母親は「悩 み・迷い」ながら歩いていきます。そしてたまには逆を歩くことがあってこうなると「一生懸命」がマイナスの方向に行くのですから悩みは増え、疲れます。 

 保育所では「発達の確認 → 計画 → 実践 → 反省(評価)」をくりかえします。そしてこのことが義務付けられています。「保育士さんは専門職だから当たり前」とお思いでしょうか・・・ 専門職の人がこれらの作業をして母親がしなくていいでしょうか・・・ やはり子育てを十分行うには絶えずふり返りをして次の計画を立てて行く方がいいですね。保育指針の中では年度当初に自己評価の課題を設定して中間評価 最終評価をします。その評価は一人ではなく園長や主任とともに振り返るのです。 
 お母さん方の中には反省しすぎて自分を責めて落ち込む方もおられます。一方、振り返りはせずに「子ど もが言うこときかないから悪い」「夫が協力しないからうまくいかない」「姑が余計なことするから・・・」と他罰傾向の方もおられます。いや その方々もきっとストレスがいっぱいなのかもしれません。でも 子どもはどんどん成長します。待ってくれないのです。その時その時適切な子育てを続けて行くことがある意味で「子を産んだ親の責任」なのでしょう。

 振り返り方はまず「うまくいかない」「問題かな」と思うことだけをすればよいのです。 その場合大切なことは「発達の姿のとらえ方が正しい」ということです。そのために保育指針をご覧になるといいと思います。日本の子育ての専門家が力を尽くして作成したもっともよい育児書と思われるからです。そして目の前のわが子の状態を冷静に見て「すこし課題があるかな・・・」と思ったら、心を穏やかにして冷静に筋を通した計画(プラン)立てと実践をしていきましょう。そして簡単にでも記録(メモ)を取っておくことです。

 このメモは相談に行くときなど大変役立ちます。 

 保育所では子ども一人一人に個別指導計画を作成します(月単位) 
1)その子どもの現在の姿 → 課題の見出し 良い点の確認
2) 翌月のかかわりなど保育の計画 そのための準備 環境 言葉かけの内容 

3) 実践(保育)
4) 結果の確認と反省 


 これを繰り返していきます。この場合の月単位は子どもの誕生日(5日の子は毎月5日:満9ヶ月・・・など)で行うといいでしょう。課題を見出すと心が落ち着かずに不安定になることは決してよいことではありませんが、「多分大丈夫・・・」と漠然としたままでもよくない場合もあります。 

 程よく心を調整して楽しみながら希望を持ちながら子育てしていきましょう。 


 山岸 道子