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2012年8月1日水曜日

「鼻血が出た時は…」


 あまり知られていませんが、8 月 7 日は鼻の日です。鼻は、吸い込んだ空気を湿らせて肺に送っています。そのために鼻の中の粘膜には表面にたくさんの血管があります。特にキーゼルバッハ部位と呼ばれる、鼻の入り口から 1~2cm 程度の場所は、血管が密集している部位で、ほとんどの鼻血はこの部位から出ていると言われています。粘膜自体を指でひっかくことの出来る場所、外からの刺激を受けやすい場所であるため、出血しやすいのです。
 鼻血がでた場合は、やや前かがみに座って、顔を下に向かせ(顔を上に向けると誤って気管に入ったり、血を飲みこんで吐き気をもよおしてしまいます)、5 分間程度小鼻を指でつまんで止血しましょう。止血後は、しばらくは安静に過ごし、出来るだけ鼻を触らないようにしましょう。ティッシュなどを鼻に詰めると返って刺激となってしまう場合があり注意が必要です。突然の出血に驚いてしまうかとは思いますが、あわてずに対処することが大切ですね。
 鼻血の原因はほとんどが鼻を強くかんだり、鼻をほじって傷を付けたりなどの刺激によって起こるものが多いですが、その他にも病気や薬が原因で起こることもありますので、なかなか止血できない場合や頻回に出血してしまう場合は耳鼻科にご相談ください。 



保健師 山室 八潮