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2012年8月1日水曜日

これからの保育•育児「わがままな子にはならない…」


皆様の育児の参考にしていただけたらと、『育児のヒント』を記載しています。 
東京都市大学特任教授 山岸道子先生に、保育所保育指針について 
3回のシリーズでお話して頂きます。今回は、第2回目です。 



保育指針を読み解くNo.2 
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 前回「自主性・主体性」を大事にするために「ダメ いけません(禁止・抑制)」「待っててね 後でね (延期)」をできるだけ言わずに「やりたいことを やりたいだけさせる育児がもっともいい」とお話ししました。親御さん方の心に一瞬 不安がよぎりませんか?「それではわがままな子になるのでは?」と。今回はその不安についてお話ししていきたいと思います。

 まず、保育所保育指針では「わがままになる子」を育てる結果になることを大事な育児のポイントにはしていません。そのことは納得していただけると思います。前回も述べましたように、人は皆「やりたいことをすることは楽しく生きがいもあり充実感もありストレスはたまりません」「やりたくないことをさせられたり やりたいことをとめられると つまらないし楽しくないしストレスもたまります」ストレスがたまると私たちはどうでしょうか・・・。「何もやる気がしなかったり」「してはいけないとわかっていてもしてしまったり・・」しませんか。犯罪を犯す人も いけないと分かっているけどむしゃくしゃして ストレスでどうにも自分を御せなくなった結果の場合が多いものです。


 このことをご理解いただいたうえで、なお わがままにならないための育児のお話をいたしましょう。

それは 1、3歳までのアタッチメント形成(愛着形成)がいい形で完成していること
     市の1歳6カ月児健康診査では このことを確認します。
    2、 でも子どもは教えていかなければならないことが沢山あります(しつけ)

 この1と2を心がければ、お子さんのいい育ちが保障されます。 お母さんとの愛着形成がよくできていること。そうするとお子さんは「お母さん大好き」です。大好きな人の言うことは素直に聞けるのが人間です。「この子言うこときかない」と言うものの半分は愛着形成の不十分さです。「大好きで信頼しているお母さん」の言うことは大抵聞きたくなるのです。お母さんに褒められたいしお母さんのよい子でいたいから・・・。愛着形成は、万が一不十分でもあとから十分に修復できますからご心配なく。
(参考 絵本「ちょっとだけ」瀧村有子作 福音館書店) 

 「教える時」と「教え方」が重要です。まずいけないことをしている時だけで教えないことです。子どもに教えておかなければならないなあ・・と思ったことを心に留めておいて、どうすれば子どもに一番よくわかるように教えられるかな と考えるのです。例えば「お友達と仲良くする」と言うことを教えたければ例えば絵本「ともだち」「たろうのともだち」「しんせつなともだち」(ほっと れもんてぃにあります)などを一緒に読むことです。上手に読んで感動が伝わるようにしてください。それで十分子どもたちの心に届き理解できるのです。叱られながら教えてもらうより何倍も効果があります。子どもたちは「大きくなりたい」のです。物事を分かりたいのです。大好きなお母さん(愛着形成ができている)から「教えて 教えて!」と思うほどの素敵な内容で教えてもらえれば1回で分かるのです。「何回言っても分からない」と思うのはそんなお母さん側の問題でもあるのです。どうしたらよいのかな・・・とお母さん同士で話し合ったり 保育士さんに聞いてみてください。きっと自分も楽しくなります。

 山岸 道子