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2015年9月30日水曜日

「コップ飲みができるように」


暑い時期には特にそうですが、過ごしやすい今の時期でも赤ちゃんは意外と汗をかくので十分に水分を摂る必要があります。赤ちゃんと一緒に外出する時には月齢に応じて水分補給できるものを必ず持参されていることでしょう。最近はベビーマグにもいろいろな種類があり、赤ちゃんが自分で持つための持ち手がついた哺乳瓶タイプのもの、スパウトタイプのもの、ストロータイプのものなど、月齢に合わせて部品を交換して使える物が多く、お父さん、お母さんにとっては便利なアイテムの1つですね。

いろいろなグッズがあってとても便利ですが、少し心配なことがあります。それは7、8ヶ月頃のお子さんが、ストロータイプのマグばかりを使っていることです。ストローマグはお子さんが水分をこぼさずに飲んでくれるため、とても便利です。しかし、ストロー飲みは、この時期消失し始める吸綴反射の吸綴の動きを助長させてしまうことがあると言われているため、スプーンやコップからのすすり飲みが出来るようになってからストロー飲みが出来ると良いと思います。

というのも、7、8ヶ月頃になると、サラサラした液体もスプーンの縁を上下の唇ではさんで、すするように飲みこめるようになります。そして、この時期に赤ちゃんの頃から見られている吸綴反射(唇がお母さんの乳首が触れるとそれを口に含み吸い始める原始反射)が消失し始めます。吸綴反射が消失するとともに、徐々にお子さんの脳や口の機能などの発達が進み、お子さんが自発的に飲むという行動が出来るようになっていくのです。ですから、是非、そのお子さんそれぞれの発達に合わせて、“すすり飲み、”コップ飲み“の練習もしてみて下さいね。

参考文献:中川信子監修(2010)『ママが知らなかったおっぱいと離乳食の新常識』小学館