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2015年7月1日水曜日

「遊び食べって楽しい!?」


911ヶ月頃になると手や口の機能が発達して自ら食べる(手づかみ食べ)姿が見られるようになります(No.44参照)。手づかみ食べが上手になると同時に「遊び食べ」に困ってしまうお父さん、お母さんが多いようです。特に2歳代は遊び食べのピークかもしれませんね。「遊び食べ」とは、食事中に食べ物や食器などで遊ぶことで、食べ物を混ぜておままごとのような遊びをしたり、食べ物を投げて遊んだり、お皿をひっくり返して重ねたり、食具を叩いて音を出したり・・・・など、お子さんによって様々です。

 お父さん、お母さんにとっては困った行動ですが、このような遊び食べはお子さんにとって必要なプロセスでもあります。手先や口の機能がまだ十分発達していないので、ぐちゃぐちゃしてみたり、器から器へ入れ替えてみたりしてどんな形かな?と確かめてみたり、子どもなりに
おいしいよ!」「座って食べようね」など根気強く伝えていきましょう。

さらに、遊び食べにならないような工夫をしてみましょう。例えば、食事をするテーブルと椅子の高さをお子さんに合ったものにする、テレビを消す、玩具は目に見えない場所に片づけるなどのお子さんが自然に食事に集中できるような環境を整えましょう。また、“食事”と“遊び”のけじめをつけるために、“遊び”がひと段落してから食事へ誘う、食事の前は手を洗ってエプロンをつけるなどの流れを作る、「いただきます」のあいさつをするなど、お子さんの気持ちを食事へ切り替えてあげましょう。お子さんが興味を持つような食具を使ったり、盛り付けを工夫するなども良いと思います。
食べ物はおもちゃではありません。それをどのように伝えるかが難しいですね。長い時間ずっと遊び食べをしている時は、ある程度お腹が満たされたサインかもしれません。「ごちそうさま」をして食事を終わりにするのもひとつの方法です。“食事”は“遊び”とは違うけれど、みんなで食べることっておいしい、うれしい、幸せだなと感じられるといいですね。