「まるまるまるのほん」
エルヴェ・テュレ/ 作
谷川俊太郎/ 訳
（ポプラ社 ２０１０年 ６月発行）
この絵本は物語を楽しむ絵本とはちょっと違います。絵本に出てくる色々な○で遊んで楽しめる絵本です。○を指でこすったり、クリックしたり、息をふーっと吹きかけたりすると、“あら？不思議！”○がどんどん動いていくのです。もちろん絵本なので、実際には動いてはいないのですが、自分が行動したことで絵本の中の○を動かしているような感覚を味わえる、とっても面白い絵本です。その不思議さと面白さはこの絵本を読む人の心に感覚として響いてきます。あなたの“あっ”と驚く、お気に入りのページはどこでしょう？親子でそんな話をしながら楽しんでみても面白くて良いですね。
大人も子どもも、赤ちゃんも、家族みんなで楽しめる、感性をくすぐられる絵本です。
