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2014年3月30日日曜日

『叱らないで しっかり育てる』


皆様の育児の参考にしていただけたらと、『育児のヒント』を記載しています。 今回は、あゆのこ保育園園長 町田和子先生です。

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あゆのこ保育園では3月に29名の子どもたちが卒園し、この4月から、新たに30名のお子さんを迎えました。特に小さい年齢の子ども達の保育室からは泣き声の大合唱が・・・。お子さんにとっても保護者の方にとっても、ちょっぴりつらい季節ですね。

毎年3月にはクラス懇談会を開催し、次年度の保育についてお伝えしています。「そろそろ2歳だけど、トイレトレーニングは?」など、アンケートでお寄せいただいたご質問等にもお答えしながら、子ども達の育ちについて丁寧にお伝えしています。

 2歳くらいになると、「自我が強くなってきたが、しつけはどう行ったらよいか?」と気にされる保護者の方も多いようです。

あゆのこ保育園では、育てたい子どもの姿として、「良いこと・悪いことが分かり、判断して行動できるこども」を掲げています。「しつけ」というと「悪いことをしたらビシッと叱る」と考えがちですが、私たちが大切にしているのは、「叱らないで、しっかり育てる」という方法です。「叱られるからやらない」ではなく、自分で考えて行動できる子どもに育ってほしいと、心から願っています。保護者の方も同じお気持ちではないでしょうか? 

では、「叱らないで、しっかり育てる」ためにはどうしたらよいのでしょう? 私たちが保育の中で心がけていること、また保護者の方にお伝えしていることは以下の3つのことです。

   「まず、子どもに充分な愛情を注ぎましょう」

子どもは、自分のことを愛してくれる、大好きな大人の言うことはちゃんと聞くことが出来ます。子どもたちが大人の言う事を穏やかに受け入れるためには、愛情が満たされ、情緒が
安定しているこ
とが必要です。言う事を聞いてくれないと感じたら、お子さんの気持ちを受け止めてあげられているか・・・、改めて振り返ってみましょう。
   「親がしてほしくないことは、分かりやすく教えてあげましょう」
初めてのことはできなくて当然です。分かりやすい言葉で、分かるように教えてあげる必要があります。そのために大きな声を出す必要はありません。静かにやさしく、丁寧に伝えてあげましょう。2回目もまた同じことをするかもしれません。その時も、同じように、繰り返し根気よく伝えてください。そのうちに、お子さんの行動に変化が現れたら、その時はたくさん褒めてあげてください。子どもは褒められることで、すべき行動を覚えていきます。
   「“だめ・いけません” “まっててね”を必要以上に言わないようにしましょう」
日頃からさまざまな場面で行動を抑制されたり、大人の都合で必要以上に待たされたりしていると子どもたちはストレスを感じます。ストレスがたまるとイライラしてきます。これは大人でも同じですね。「だめ」と言わなくて済むように、また、必要以上に待たせることのないように、大人側が工夫をすることが大切です。ストレスを感じることなく、情緒が安定していれば問題行動も減り、叱る必要もなくなりますね。
 子育てで日々大変と思います。大人もストレスがたまると子どもを叱ることにつながってしまいますね。そんな時は「ほっと れもんてぃ」で息抜きをなさってください。           
 
町田 和子
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