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2014年1月1日水曜日

「子どもの睡眠」

 お子さんは十分な睡眠がとれていますか?「最近夜泣きがひどくて・・」、「寝てもすぐに起きてしまう」など睡眠に関して悩まれている方が非常に多いと感じます。中には、ちょっとした刺激で起きてしまうので、夜もお膝で抱っこしたままでお母さんは座ったまま眠っているという方もいらっしゃいます。赤ちゃんはなぜすぐに起きてしまうのでしょうか?それは、脳や睡眠リズムの発達と関係があるようです。人間はレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を繰り返しています。大人の場合は90120分毎のサイクルで浅い眠りと深い眠りを繰り返していますが、赤ちゃんは5060分毎と短く、睡眠の深さも大人と比べると非常に浅いそうです。また、発達が未熟なために浅い眠りから深い眠りに入る際に起きてしまいやすく、眠りも浅いためにちょっとした刺激で起きてしまうのでしょう。しかし、中にはよく眠れるお子さんもいます。ひとりひとり性格が違うように、眠り方もお子さんそれぞれ違うのです。
 今までよく眠ってくれていたお子さんも成長とともになかなか眠れなくなったり、すぐに起きてしまうなど、眠りが変わる場合もあります。“夜泣き”(理由もなく泣くこと)はその一例で、早いお子さんで4か月頃から見られます。8~10か月にピークを迎え、次第に少なくなるようですが、16か月から2歳頃まで続くお子さんもいます。このような変化もお子さんが成長している証拠です。先に述べたように、赤ちゃんがよく起きるのはごくごく当たり前のこと、必ず成長とともに深い眠りができるようになりますので、どうかひとりで悩まずに、同じ子育て中の方や周りの方にお話してほしいと思います。お母さん、お父さんが理由のない泣きだと捉えていても、理由があったり、夜泣きを軽くする工夫があることもあるのです。何よりもお母さん、お父さんがゆったりしていることが大切ですので、つらい気持ちを一人で抱え込まずに、ぜひスタッフにお声かけください。

参考文献:清水悦子著 神山潤監修(2011『0歳からのネンネトレーニング赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』かんき出版

佐々木礼子監修(2010)『赤ちゃんを朝までぐっすり眠らせたい』、X-Knowledge