今までよく眠ってくれていたお子さんも成長とともになかなか眠れなくなったり、すぐに起きてしまうなど、眠りが変わる場合もあります。“夜泣き”(理由もなく泣くこと)はその一例で、早いお子さんで4か月頃から見られます。8~10か月にピークを迎え、次第に少なくなるようですが、1歳6か月から2歳頃まで続くお子さんもいます。このような変化もお子さんが成長している証拠です。先に述べたように、赤ちゃんがよく起きるのはごくごく当たり前のこと、必ず成長とともに深い眠りができるようになりますので、どうかひとりで悩まずに、同じ子育て中の方や周りの方にお話してほしいと思います。お母さん、お父さんが理由のない泣きだと捉えていても、理由があったり、夜泣きを軽くする工夫があることもあるのです。何よりもお母さん、お父さんがゆったりしていることが大切ですので、つらい気持ちを一人で抱え込まずに、ぜひスタッフにお声かけください。
参考文献:清水悦子著 神山潤監修(2011)『0歳からのネンネトレーニング赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』かんき出版
佐々木礼子監修(2010)『赤ちゃんを朝までぐっすり眠らせたい』、X-Knowledge